大地宅配とらでぃっしゅぼーや

大手だからこその営業力。オペレーターの対応も◎

宅配野菜だからこそ、サポート力で安心できるもの。らでぃっしゅぼーやは大手だけあり、ちょっと問い合わせをすれば地域に対応した営業さんが駆けつけてくれます。

我が家の場合、以前にらでぃっしゅぼーやを利用していた時期がありました（２、３年前の話）。当時から興味があったものの、スーパーで欲しい食材を手にとって購入できるスタイルは気に入っており、トライアルのみの利用でした。
そして今回、よりよい野菜を食べたい！という家族の希望の元、再検討に至った訳ですが、記憶も薄れていればサービスも変わってしまっている。資料請求時に「実はよく理解できないんです。」と伝えると、営業さんがカタログを持って説明をしに来てくれました。ちょっとしたお土産を片手に！（枝豆だったかな？）

そんな手厚い説明を予想していなかったので、留守にしていたわたし。事情を説明すると再度日程を調整してくれ、わざわざ２回も自宅に足を運んでくださいました。車のナンバーが都内だったので、１時間はかかってしまったのではないかな？

基本的な仕組みを質問を交えつつ、聞くことができました。またパソコンかららでぃっしゅぼーやの会員ページへログインし、基本操作も一通り。ITには強いほうですが、定期便をやすむ方法など固有の設定は不慣れな状態。理解と共に、安心することもできました。

また双方、会員番号の通知がありますが、大地においては利用者が手書きで記載するといった流れ。これは世間の常識から考えても、ちょっとアナログな気がします（らでぃっしゅは印字された用紙が届きました）。

そしてなんといっても遠隔サポートである、オペレーターの案内が的確！らでぃっしゅも大地もアウトソーシングしているかと思いますが、敬語の使い方などのマナーはらでぃっしゅのほうが質が高いです。質問の意図を即時に理解し、欲しい回答を迅速にかえしてくれます。電話をかけてからの待機時間も少ないですし、大地宅配は音割れしていますから、回線の質も疑問に感じてしまいました。

その中でも１番の違いは、会員ページのユーザビリティ。らでぃっしゅから大地へと乗り換えた課員さんならまず感じる‘使いづらさ’。わたし、ソフトウェアの企画に携わっていたことがあるので操作性にはうるさいほうですが、直感的にこなせる能力もそれなりにあると自負しています。が、大地を守る会の会員ページは未だに使いづらさを感じています。

基本となる目次が常に表示されていない（らでぃっしゅは固定で表示されている）、つまり情報が整理されていない（目的の商品を探しづらい）
各情報を閲覧するのに切り替え（リロード）が発生し、時間がかかるうえ、注文履歴を確認しづらい（誤った注文を発見しづらい）
サービスセンターの問い合わせ先が明記されていない（らでぃっしゅは大きく案内が表示されている）
注文変更都度メールが届き、最終チェックが漏れがちになる

１番難しいと感じたのは、基本セットといえるベジタを２つ注文できてしまう点です。らでぃっしゅでは基本情報として扱っていますが、大地では基本情報かつカートに追加できる仕組みになっています。そのため最初、カートにベジタを１つ設定し、そのあとに基本としてセットしたものだからダブルカウント。直前で気がつきオペレーターさんにお願いをして、結果、１つのみの送付となりました。しかしその後、ベジタから安心セットに変更した際も同様のことをしてしまい、１日前ということもあり、知人へプレゼントしよう！と切り替え、そのままの状態としました。
一般的に例外と思われるオーダにおいては、アラームを察知できる仕組みが必要だと今でも感じています。

大地宅配はメールでの案内が多く、その分、重要な情報を逃してしまうこともあります。また送付内容にミスがあることもあり、万全の体制とはいえません。
その分らでぃっしゅは週ごとのイベントや目玉商品など、イベントが充実して楽しめます。ついつい買って予算がオーバーしてしまうこともありますが、らでぃっしゅぼーやのほうが楽しく買い物できると個人的には感じています。

またらでぃっしゅぼーやは操作性が良いだけではなく、利用者のニーズをきちんと反映しています（ニーズを把握しているからこそ、操作性が優れているとも言えます）。例えば毎週購入できない商品はどちらも［お気に入り］として候補にしておくことができますが、らでぃっしゅぼーやはその一歩先を行き、［お気に入り］が購入できる週に‘自動でカートにいれる’シームレスな流れがあります（大地は候補としてピックアップ後、利用者の判断で手動でカートへ投入する流れになります）。
また決まった商品を［隔週］自動で届ける設定は、大地にはありません。卵など使用頻度で隔週にしたい食材は、手動で設定を変更する手間がかかってしまいます。

以上を読みかえすとらでぃっしゅのサービスばかり目立ちますが、大地宅配はカートが閉じる期限がらでぃっしゅよりも長く、定期宅配日の４日前の昼まで変更することが可能です（らでぃっしゅは５日前の朝まで）。宅配サービスを利用しているとふっと買い忘れを思い出すことも少なくなく、この約２日の差は大きく、利用しやすいと感じています。
また野菜の基本セットの内容は双方、配達の前日に明確にされますが、らでぃっしゅはURLが記載されており、公式サイトへアクセスする流れです。大地宅配はメール本文に内訳が記載されており、明確で確認しやすいと思います。

また宅配時にらでぃっしゅは野菜の内訳一覧に、使用農薬数、使用肥料数などが明記されており、トレーサビリティの意識を感じます。大地には似たような案内がありますが、一部の野菜のレシピに限定されており、またレシピの内容もらでぃっしゅと比べるとつかえるものが少なく、活用できていません。

サービスと大きなくくりですが、会員ページの操作性以外は差はないかと思います。もちろん紙のOCRで注文をするケースは気にする話ではありません。
大地宅配の入会時はカタログ送付と、オペレーターのかたの案内のみでしたが問題がなく、また質の違いだけであってコールセンターにおいても双方、困ったときにはきちんと解決してくれます。

ちょっとしたサービスですが、大地宅配が紙のカタログ（ＯＥＭ注文用紙）を停止できないのに対し、らでぃっしゅぼーやは停止することが可能です。停止に伴い、年会費の1,000円は免除に。インターネット中心のユーザーには嬉しいサービスです。
大地を守る会は停止できない理由として、一貫作業のクオリティをあげています（コールセンターの回答）。イレギュラーな作業を挟むことによって、本来入らなければいけない会員への配布ができなくなってしまう＝要員の教育に避ける人件費、時間が設けられない＝最低限の予算で会員へ商品を提供することを還元したい…といったところでしょうか？